地域ねこ化推進中ですが、ずいぶん状況はよくなってきました。ぽかぽかと暖かい春の日でのんびりしています。
かえで(♂)
ちゃたろう(♂)
れんげ(♀)
ガングロネエチャン(♀)
ナナ(♀)
左から、グーグー(♀=箱の中)、かえで(♂=背伸び)、コパンダ(♂=昼寝)
さくら(♀)
左上から反時計回りに、なお(♂)、さくら(♀)、れんげ(♀)、ナナ(♀)、チャー(♂)
おまけ(鳶がずいぶんたくさん舞っていました)
「あらのすけファンクラブ」は、長崎市M町の地域ねこ活動現場のブログです。2011年6月から長崎県地域猫活動連絡協議会がサポートに入り、8月からメスねこを中心に不妊化手術を開始、2012年4月にメスねこ全頭の不妊化を完了しました。現在20匹弱のねこたちのお世話を3名の地域の方が中心となって行なっています。
あらのすけは、そのねこたちのなかでも古株になります。推定で7~8歳、2011年10月10日に不妊化手術を施すまで、何匹も子ねこを産んできました。非常に面倒見のよい三毛ねこで、自分の子でも、よそから捨てられて現場に居着いた子ねこでも、別け隔てなく乳をやり体をなめて世話をしてやる、そんな懐の深いねこです。
チャシロの子ねこの体をなめてやるあらのすけ(2011/9/1撮影)
活動現場でお世話をされている方たちも、現場周辺に捨てられたねこたちの世話を「お腹をすかせてかわいそうだから」「そのまま死なせてはしのびないから」とずっと続けてこられました。
現場は、自然環境的にも社会環境的にも、決してゆっくりとねこを育てられる場所ではありませんし、時には近所の方からねこのことでクレームを受けたり、ねこが集まっているのをこれ幸いとそこにねこ捨てていく輩もいたりします。頭数も多いため、病気やけがをしても十分な治療を受けさせてやれず、最期を看取ることも日常茶飯でした。
ねこにとってもひとにとっても苛酷なこの状況を、少しでも和らげていくにはどうしたらいいか。地域に対してどういう働きかけをしていけばいいのか。どのような社会連携をかたちづくっていけばよいのか。長崎県地域猫活動連絡協議会では、ながさきのどこででも起こりうる状況の一つのモデルケースとしてM町のこの現場を位置づけて、サポートを行なっています。
長崎における地域ねこ活動の一つの試みとして、このブログ「あらのすけファンクラブ」を通じて、現状報告を行なっていこうと思います。