茶太郎おじちゃんがM町の地域ねこ現場に現れるようになったのは、2011年12月半ば過ぎのことでした。既に壮年期に入ったオスねこで、最初は現場の先住ねこたちと喧嘩しいしい居つくようになりました。
2012年2月3日撮影、左目の調子が悪く(そもそも瞬膜が出やすい子でした)つぶっています。
その後も、ほかの子たちと積極的に絡む方ではなく、NさんやSさんとじゃれあったりするでもなく、1匹で少し離れてじっとしているようなことが多かったように思います。
2012年3月27日撮影、おきまりのポーズの茶太郎おじちゃん
2012年4月21日撮影、ハマダイコンの花を背景に
2012年6月17日撮影、カリカリをもらう。アーモンド型の目が茶太郎おじちゃんの特徴。
同じく2012年6月17日撮影。しっぽは長かった。
2012年7月15日撮影、日陰で涼む
2012年8月14日撮影、右脚の傷が痛々しい。この2~3日前から傷口がぱっくり割れて血が出ていたようで、もしかすると釘の頭でひっかけたりしたのかもしれない。
結局この傷が、かさぶたになって治りかかるとまた開いたり、気になるのか何度も舐めかじってしまったりして、最後まで治りませんでした。
2012年8月22日撮影。暑い。
2012年9月7日撮影
2012年10月14日撮影
脚の傷を抱えながらも、どうにか冬を越した茶太郎おじちゃんでしたが、3月に入ってからめっきり体力が落ちて、その代わり甘えんぼうになりました。
Nさんの足にすりすりする茶太郎おじちゃん。右足の傷はただれていますが、そんなにものすごく痛そうに引きずったりはしていなかった。
頭をすりつけて甘える茶太郎おじちゃん。
なんだか子どもみたいな顔に見える。
以上、2013年3月12日撮影、茶太郎おじちゃんを撮った最後の日です。
3月も終わりかけの、桜の花も散り始めた頃から、茶太郎おじちゃんは刻一刻と弱ってきました。4月1日の夜にNさんたちが現場から帰るときに「体温が下がり、立ち上がることができなくなりました」というメールをもらい、翌朝2日に出勤されたときには眠るように亡くなっていたということです。
いつもの花屋さん(浜の町のカロムさん)でお花をアレンジしてもらいました。
茶太郎おじちゃんがやってきたときに何歳だったのかはよくわかりませんが、最後まで歯は残っていたので、おそらく5歳ぐらいで現場にやってきて、7歳くらいで亡くなった、ということになるのではないかと思います。いつも控えめに現場で丸く座っていた茶太郎おじちゃんが印象的でした。安らかに。